プロフォトグラファーという冒険。
2001年、春、某大学文学部日本語日本文学科。
3回生になったばかりの4月、同期の友人たちが何の躊躇いも無く(無いように見えただけでしょうが)、就職活動の話をし始めました。
大学には行ってるものの何の目標もなく、なりたい姿も見つけられていなかった僕は、彼らの姿を見て「あんなにしょうもない話ばっかしてたのに、春休み挟んだら急にみんな大人になって」と置いて行かれたような気分になっていました。
まだ本格的に写真と出会う前です。
働くということも社会のこともほとんど何も知らなかったのに、何となくイメージだけで、毎日同じことを繰り返すような人生へのおそれとか忌避感みたいなものをずっと抱えていたのでした。
就職氷河期で就活について良い話を全く聞けなかった時代でもありました。
やりたい仕事もわからない。僕には何ができるのか。
そのあと約1年いろんなことがあり、これまでの自分が一度リセットされるくらいの大きな変化が訪れます。芸術大学に通い、写真を学ぶのです。
鬱々としていた毎日は遠くに去り、変化に満ちた冒険とも言える人生が始まりました。
大・小はあれど、それは四半世紀過ぎた今もまだ続いていて、写真が私をいろんな場所へ連れて行ってくれます。
最近のとある3日を書き出してみました。



歳を重ねれば「毎日同じことを繰り返すような人生」なんていうイメージが、ただただ解像度が低かっただけの若者の貧弱な妄想だったと今は思います(どんな職業だとしても)。
それにしてもフォトグラファーという職業は「毎日が違う」仕事で、だから自分も飽きずにやってこれたのでしょう。
たとえ同じ空間だとしてもスタイリングを変えて撮る、同じ商品でもライティングを変えて撮る。そうしないと撮る意味がないからです。
同じものを同じように撮る、ということは基本的にありません。
いつも何か新しい驚きがある、そんな毎日を送ることができる職業です。



