茨木市文化・子育て複合施設「おにクル」開館記念イベント「つぎのイロドリ」記録撮影

こんにちは、hirakushashinの森脇です。
昨年のこととなりましたが、2023年11月26日に茨木市に文化・子育て複合施設「おにクル」が誕生しました。茨木の方だけでなく、他市にお住まいで興味を持っておられる方も沢山いらっしゃるのではないかと思います。特に子育て世代の人にとっては結構話題になっていて、インスタなどでも「行ってみた」という投稿やリールなどを見かけますよね。

このおにクルの開館記念イベント「つぎのイロドリ」の1日を、茨木市とサントリーパブリシティサービス株式会社(おにクル指定管理者)からのご依頼で、hirakushashinが公式記録撮影しました(森脇が担当)。オープニングセレモニー、開館式典、一般来場者の見学風景、南面に設置された名和晃平氏の作品「Cycle」の点灯式。それらの写真の一部をアップします。

僕は小学校に上がるタイミングで茨木に引っ越してきて、もう30年以上住んでいます。高校時代は市役所や旧市民会館の横を自転車で走って通学して、クラブ活動でその市民会館「ユーアイホール」の舞台に何度も立ったり、定時制との入替えで17時すぎに絶対に校外へ出ないといけない高校だったので、その後にまたクラブの仲間と集まったりと、この旧市民会館周辺を青春時代にガッツリ使ってきた人間です。その思い出溢れる場所がなくなり新しい何かができると知った時は、非常に残念な思いとともに、かなりワクワクした記憶があります。とはいえこの時点ではまだ会社員だったので、自分とは縁遠いものでした。
その後、独立してフリーランスになり地元を拠点に働きだして、新しい施設ができるならいつかカメラマンとして仕事で撮影することもあるかもな、くらいの距離感に。そうこうしていると、茨木市が市にゆかりのあるクリエイターと提携して仕事を発注するという「茨木市クリエイティブパートナー制度」ができ、それに登録してみたら「まちみレポーター」さんへの撮影講習や教育委員会のチラシ作成に携わり、市役所から依頼を受ける立場となりました。
おにクルの開館日は仕事を入れず、いち市民として午後から見学に行くつもりでいました。11月に入って少し経った頃に電話で撮影のご依頼を受け、そこからロケハン・打合せ、と一気に話が進みました。ロケハンはほぼ内覧のみの1回と、セレモニーや式典の会場でアングルを決めるレベルの詳細なものを1回。その時点でもまだまだ内部は工事をしていて、担当の方が「オープン間に合うかなぁ」と笑って言っていたのを覚えています。僕の方でも割とギリギリまでメールや電話で市やサントリーの担当者と連絡を取り、みんなで天気をめちゃくちゃ心配しながら当日を迎えました。依頼を受けてからおそらく2週間程度。我々フォトグラファーが関わるのはどんな案件でも、全体の流れから見ると最後の華やかな一瞬だけです。多くの人たちが何年も汗水流し、試行錯誤して作り出してきたこの一瞬を、しっかり公式として記録するよう努めました。

そんなわけで、茨木市民の僕にとっては市の歴史に残る非常に名誉な仕事でもあり、10代の頃からのことを思うと不思議な縁を感じるお仕事でもありました。ご依頼くださった茨木市とサントリーパブリシティサービス株式会社のご担当者様に感謝いたします。またここには掲載していませんが、当日お越しになっていて声をかけて撮影させて頂いたご家族の方々もありがとうございました。撮影した写真は市の方でも何らかの形で公開するそうなので、ここでもお知らせできるようになればまた情報をアップします。
(一連の写真は茨木市とサントリーパブリシティサービス株式会社のご許可を得て掲載しておりますが、もしプライバシーの観点から掲載取り消しを求められる方がいらっしゃいましたらお手数ですがご連絡をお願いします)